そりゃあ、ありますよね!やる気が出ない日!
何故、自分自身も疲れているのにお客様の疲労回復の施術をしなければならないんだ!
はい、でもその気持ちは心の中で留めておいてくだいさいね。
特に人の体に直接触れる仕事ですので、術者(セラピスト)のやる気のなさ、気持ちの落ち込み等の精神的な不安定は危険としか言いようがありません。
疲れて嫌なときもあるでしょう。
プライベートで嫌なことがあって落ち込んでいるときもあるでしょう。
しかし、お客様に接している時間は全力で接客・施術して下さい。
どうしようもないときは、仕事をキャンセルするほうがよっぽど安全でお客様のためだと言っても過言ではありません。
さて、では、やる気の出ない状況に陥るときの原因をみていきましょう。
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原因①日常生活の乱れ
本来、やる気が出ないなんてもってのほかですが、やむを得ず日常生活の乱れによって眠気や心身状態不安定などに襲われることも間逃れないときもあるでしょう。そんなときは、施術に入る直前に集中力を高めるための精神統一を行います。しっかり背筋を伸ばして手のひらを上に向け、イメージとして指先から空気を吸い込み、頭、肩、背中、腰、足先までしっかり巡らせるようにします。そして次にゆっくり逆の順序を巡って吐き出します。これを3回ほど行うことで気持ちが落ち着き、集中力を維持できる期待が持てます。
タバコを吸って落ち着けようとする人もいらっしゃるかもしれませんが、タバコは血管収縮して血圧上昇に繋がり、気持ちの安定とは逆作用なので念頭に置いておきましょう。
原因②モチベーションの低下
向上心を持ち続け日々の施術にあたっても、やはり上手くいかなかった日があれば気分は落ち込みます。しかし、そんな上手くいかないときこそさらなる向上のチャンスです。
何がダメだったのか、どうすればそれを克服できるのか。考えて次の策を練ることによって徐々に道は開かれます。もともと向上心なくして業務にあたっているとすれば、それは論外になります。根本的に向上心を忘れず着実に一歩一歩進むことが大切です。
疑問や不安点は確実に消していきましょう。何が疑問か、何が不安かさえわからない状況に陥ることもあるかと思います。しかし、ほんの小さなことでも深刻にとらえて解消に努めましょう。そうすることによってモチベーションは上昇します。
術者自身がそういった解決されない事がある限り、それはお客様へダイレクトに伝わります。
お客様の費やしている時間とお金、そして期待感を決して忘れないで下さい。
お客様からお金をいただいている以上、プロとして最大限の努力が必要です。
もし、どうしてもやる気が出ない時は業務を中止して現場に出ない方がよっぽどマシです。
やる気がない者が現場にいれば、お客様に失礼であり、貴重な時間やお金を無駄にさせることになります。そして周りのセラピストにとっても悪影響です。周りのセラピストがベテランであればまだしも、素人であれば、そのやる気がない術者のことでさえ正しく感じて見習おうとしてきます。施術は技術だけではありません。心意気も大切な要素の一つです。
なお、やる気がなくて帰る場合は、当たり前のように帰るのではなく、正直に「申し訳ないが今日はやる気が出ない」という旨を周りのセラピストにしっかり伝えて下さい。
そして何が原因なのか十分に考えて、早期復帰を目指しましょう。
万が一、原因が分からない場合は、単にこの業が合ってない可能性もあるので思い切ってこの業を辞めることも選択肢の一つだと考えられます。
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さあ、正しい知識と技術をもって、さらに上達して指名客・顧客を増やしましょう!
お客様もセラピスト自身も安全・安心・リラックスできる雰囲気作りを目指しましょう!
<引用文献>
☆疑問解決の問答形式にまとめた実用書