ずばり!!運動や筋トレ後のケア不足は体に悪影響を及ぼす可能性があります!
筋トレを含む運動をすることはとても良いことです。以前コシノジュンコさんも運動が好きで「運動は運を動かす」とおっしゃってました。まあ、これは本題とは離れる余談ですので、今回は置いておきましょう。
運動は体の筋肉を動かし、筋肉に負担をかけることといえます。その負担が積み重なることで、筋肉が増強したり伸縮性が向上して、筋力アップや動作の向上を見込めるわけですが、それは運動後の体のケアをしっかり行った時の話です。ケアを怠る、または不足のまま放置すれば、それは体にとって悪影響。せっかく体のため、健康のための運動が残念な効果をもたらす可能性が考えられます。
運動して筋肉を動かすと、内部的に多くの筋細胞が破壊されます。それを修復する過程で筋肉が強くなっていきます。思いのほか、とても緊張状態になり、血液が集合する状態になっています。運動後にケアをしないということは、その状態を維持することです。そうです、筋肉が緊張して固くなった状態を維持するということです。さらには乳酸という疲労物質が蓄積し放置している状態です。
いかがですか?何となく、その意味をご理解いただけますか?結論としてはこうです。
運動後の放置は筋肉が固くなり柔軟性が減少し、疲労物質が溜まる。
思いっきり筋トレやスポーツをした後は当然の如くケアが必要です。ちょっとした散歩でも油断しないで下さい!散歩とはいえ筋肉を動かす運動です。もっと言えば、日常生活全てが運動です。
筋トレやスポーツの後、散歩の後、一日の終わりに必ず体のケアをして、一旦リセットしてあげましょう。それが運動の効果を発揮させる秘訣です。
リハビリ業を行っている人や整体関連の業の人は、その点の指導もしっかりしてあげましょう。それが優しさです。
昔、消防士のお客様を施術したときのことですが、そのお客様を全身がとてもお疲れで、肩こりや腰痛も酷いとのことでした。日々のハードなトレーニングのため疲れは当然あるとは思いますが、肩コリや腰痛は意外でした。なぜならば、スポーツ選手は疲労はあっても肩コリや腰痛などの慢性的な症状はあまりみられないからです。スポーツ選手はトレーニングの後にストレッチ等のケアをされているからでしょう。そう、その消防士はトレーニング後のケアをされていない、する時間が与えられていなかったのです。けっこう驚きました。人の命を守るためハードなトレーニングを積まれている消防士が、まさかのケア不足・・。ちょっと指導の実態を疑ってしまいました。今は改善されていることを切に祈ります。
運動後のケアって何をすればいいの?
特別なことなんてしなくて大丈夫です。下記に挙げるようなことを全部で5分間くらい行っておくだけでけっこう違います。たった5分です!その5分が普段の生活を変えるんです!筋トレやスポーツ、散歩、その他皆!(笑)是非やるようにしましょう。
■脚を伸ばして座る。上半身を前に倒す(背中や脚の後ろを伸ばします)。
■うつ伏せから腕で体を起こす(腹やふともも前を伸ばす)
■ふとももの前をダイレクトに伸ばす
■腰をまわす(骨盤の柔軟性を出す)
■背中を逆反りさせる(背骨の柔軟性を回復させる)
以上。一つのストレッチに関して、原則として1分半程度に抑えましょう。あまり長くやりすぎると、これまた筋肉が固くなる反射作用が発生し逆効果をもたらす可能性があります。
我々、施術を業とする者は指名客や固定客を常に増やし維持していかなければなりません。そのために、もみほぐしやリラクゼーションマッサージ施術の腕を上げ上手くなることも大切ですが、いろんな知識を持って的確なアドバイスすることも時には必要なのではないでしょうか。
「技術・知識・愛嬌」で、競合に負けないよう一緒に頑張っていきましょう!
<引用文献(図のみ)>
☆姿勢関連の指導やセルフケア実用書