(座位にて)
深呼吸してー
腕を前に伸ばしてー
肘を後ろに引いてー
体を前に倒してー
一例ですが、座位でできる運動っていろいろありますよね。
とにかくいろいろとガムシャラに回数重ねたり一定の時間頑張ったら、それなりに筋力アップや関節可動性アップ、脳と筋肉の連動性を鍛えたりと効果が期待できますね。
しかし、どうせやるなら楽しくやりたいと思いませんか?
楽しくというか、日常の生活動作に重ねて運動していけたら良いと思います。
そうすると、運動動作一つ一つに“真の意味”が生まれます。
運動している本人に、その運動の意味を自ら理解してもらいやすいのです。
例えば‥
■(座位にて)手を前に伸ばして上体を倒しましょう!
→これだけの指示で実践すれば、肩の可動性アップや背筋、下肢筋力アップにはなるでしょう。しかし、それで大丈夫ですか?鍛えたい部分がその辺りであるならば、まあ絶対的にダメとは言えませんが、オススメではありません。
なぜなら、背骨の曲がりが著しいからです。
その状態で、あまり無理のある体幹屈伸運動を繰り返すと、背骨の間から出ている神経にダメージが加わり、一定の症状が発生する可能性を否定できません。
じゃあ、どうすれば良いの??
⚫️(座位にて)斜め上方向に体を伸ばすように上体を倒していきましょう!遠くのものを取りに行くイメージです!
→こういう感じで指導すれば、体幹筋アップに期待できます。
しかも、背骨が極端に曲がらず安定しているため、変に神経障害を起こしたりする心配が軽減されます。
といった具合で、もしあなたが今、運動指導に不安や疑問を持っているとすれば、ちょっと“ひと味”つけてみてはどうでしょう♪