もみほぐし施術、突き刺さるように痛いと言われる
ほぐし問答~その悩み、ズバッ!と解決~: 10,000人以上の接客・施術を経てようやく気付いたその"アタリマエ" (むげんぶっくす)
頑張って施術しているのに、お客様にこんなこと言われたことありませんか??
「痛い!突き刺さるように痛い!」
めちゃくちゃショックですよね・・。
お客様に喜んでもらおうと、楽になってもらおうと、気持ちよくなってもらおうとして精一杯の力を振り絞って施術した結果・・
「突き刺さるように痛い」
全ての努力が一瞬で否定される最悪の一言。
もし言われることが多い術者(セラピスト)、もう大丈夫。
この記事をお読みいただいて、本当に良かったと思います。
以下で原因と対策を考えていきましょう☆
原因①施術のポイントがずれている
まず根本的にコリをしっかりとらえて逃がさないように圧をかけていくことが最低限不可欠なことです。コリは筋肉の表面より少し奥の方や、ハリの中に潜んでいますので押圧の深さも慎重に調整して下さい。それを見つけられていないとやはり狙うべき施術部分からずれているということになります。しかしお客様が刺さるような痛みを感じているのは、なかなか惜しい部分にあたっている可能性があります。
なぜなら刺さるような痛みは少なからず表面上ではなく奥まで到達しているか、ハリを回避しその奥まで手指等が入り込んでいるから生じるものだと考えられます。
そのポイントから少し手指等を倒していくことで基本的にコリに触れることができますが刺さるような痛みを訴えられるということはコリではない際の部分に当たっていると考えられます。そのポイントの周辺を探ってみてください。筋肉の盛り上がりが見当たりませんか?それはわずかな盛り上がりかもしれませんが見つけることができるはずです。
その盛り上がりの真際をなぞるように手指等を潜り込ませてみてください。まだその段階では圧をかけると刺さるような痛みを訴えられるでしょう。なのでその段階ではある程度の圧に留めて次の動作の支点とします。そこから盛り上がりを挟み込むように支点を基にテコの原理で倒し込んでいくことでコリに触れるかもしれません。(太線部について下図参照。細田式整体独自の技法「プレス法」)
それが上手くいけば心地良さを与えられる施術を実現できるはずです。
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容易なことではありませんが、じっくり練習していくことで改善の期待ができます。
また、このとき圧をかける方向も合わせて重要なことです。施術の部分の面を把握し、面に対して垂直に圧をかけられるようにします。
原因②お客様自身が筋肉痛やケガで単に圧をかけるだけでも痛い
刺さるような痛みを訴えられたら、施術法の問題を考えつつも、併せてお客様に筋肉痛や肉離れ、打撲等のケガの有無またはそれらが発生するようなことを最近していないか確認するようにしましょう。もし思い当たることがあるようなら、その部分の施術は中止しその周辺で痛みのない部分の施術を行う。筋肉痛であれば炎症を起こしており、肉離れや打撲等のケガは筋肉の損傷であるから、その部分に関しては容易に触れることを避けることが得策です。悪化させてしまわないよう慎重に進めるようにして下さい。
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さあ、正しい知識と技術をもって、さらに上達して指名客・顧客を増やしましょう!
お客様もセラピスト自身も安全・安心・リラックスできる雰囲気作りを目指しましょう!
<引用文献>
☆疑問解決の問答形式にまとめた実用書