施術のスペースが狭い!これじゃ思うように施術できない!
はちべえ
「あるよねー。うちの店はとにかくベッド数が多くてベッド周りがとても狭い。こないだもまた壁を蹴りながら施術してたら穴があいちゃった・・。ああ、弁償しなくちゃ。」
いっかく
「そんなこと仕方ないだろう。狭いものはどうしようもないわ。」
はちべえ
「いやあ、やっぱりおらがやったことだから反省してるよ。」
もんどう
「うん、たしかにベッド周りが狭いというのは大きな問題点だな。できれば何とか余裕なスペースを確保したいところだけど、そう簡単にはいかないことも多いよね。ちょっと具体的に原因をみていこうか」
原因①部屋が狭い
対策 :
部屋が狭くて術者の立ちスペースを確保できない。
なんていう場面もあります。店舗であれば改善の余地があるかもしれませんが、宿泊施設や個人宅の場合はどうしても融通が利かないことが多いと思います。
そのような場合は、お客様をまたぐ感じでベッドに乗ってしまうのが効率的です。
ただ、そうすることによってベッド方向への垂直圧はかけやすくなりますが、腰や肩など側方や頭方から圧をかけるのができません。それらに関しては狭いベッドサイドに降りるしか仕方がありません。でも諦めることはありません。肩の頭方からの圧や腰等で側方からの圧は、前腕の肘寄りの部分を使ってかけることができます。また腰や背中は立ってる側と反対側のラインを施術すれば効率良くなります。
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しかしながら、やはりできる限り十分な立ちスペースを確保することが理想的です。
そうでないと無理な体勢での施術になったり、はたまたそれがお客様の体に悪影響を及ぼす危険もあり得ます。そして思っているような施術ができなかったり思っている部分がどうしてもしっかり施術できないという事が起こり、結果的にお客様にとって不利益をもたらることも考えられます。
原因②ベッドの位置が悪い
対策 :
特にビジネスホテルや旅館の洋室で多い事例ですが、ベッドの位置が壁に密着していたり、ベッドの頭側に棚や壁がある場合はとても深刻です。
お客様をまたぐ感じで施術できる範囲は問題ないのですが、頭側には入り込めないため肩の施術が困難極まりありません。その他、横の壁側にも入り込めないときも腰等の施術が困難です。このような場合は、施術を始めるまえに準備が必要です。一般的に良くないことではありますが、まずお客様に寝てもらう際に、頭と脚を反対になってもらいます。すなわち、枕側に脚、脚側に頭です。そして、できるだけ横の壁から遠い位置に寝てもらいます。よっぽど特殊なベッドや部屋でない限り、これらの対策によってある程度は問題解決できます。
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さあ、正しい知識と技術をもって、さらに上達して指名客・顧客を増やしましょう!
お客様もセラピスト自身も安全・安心・リラックスできる雰囲気作りを目指しましょう!
<引用文献>
☆疑問解決の問答形式にまとめた実用書