肩周りのダルさ重さ、痛みをなどを訴えているお客様の肩、何でもかんでも揉んでいては大変なことになりかねません。単に肩コリで片付けず、いろんな原因があることを知っておきましょう。
ちょっと専門的な内容にはなりますが、とても重要な事です。こういったことを知って施術しているか、知らずに施術しているか。そこにもまた医療系資格のない者と有資格者で差が明確に表れてしまいます。もちろん無資格者がダメと言っているわけではありません。ただ、それなりに最低限の知識を持たない状態で施術に励むことは危険ですので、大変ではありますが、しっかり知識を入れて下さい。それが、私達のような施術業者の仕入れと言えます。
では、肩周りの不調について、種類別にみていきましょう。
■上腕二頭筋腱損傷
負荷を加えて肘を曲げる動作、前腕を外旋させる動作で肩関節に痛みがあれば疑う。また見た目、力こぶの膨らみが反対側に比べて下がっている場合がある。
肩関節の外側には触れない。むなみな施術は避ける。
■腱板損傷
腕を肩より上に上げると肩関節に痛み。むやみに触れない。
■石灰沈着
肩周りに、ちょっとした動作で痛みを訴えられるのが特徴。むやみに触れない方が無難。
■五十肩
肩甲骨の外側(脇より)にある神経が圧迫されて起きる。肩周り全体に動作時痛がある。
腕を上げたときや、車の後部シートの物をとろうとする動作で肩周りに痛みがあれば可能性あり。また、肩周りに動作時痛はあっても明確な場所は分からず、動作時痛のある部分に触れても痛みがない。
肩甲骨の可動性を高める施術を行うと良い。
■疲労による緊張・硬結
痛みではなく、重さやダルさを訴えてこられる。訴えのある筋肉に直接アプローチすれば良い。
■疾病による緊張・硬結
■変形性肩関節症
■頚椎症
■頚椎ヘルニア
首の捻りやストレッチは避けた方が良い。押圧施術しても良いが、頸椎ぎわは避けて、少し外側にアプローチする。
■リウマチ
リウマチは、様々な関節に対して症状が出る。その症状も様々で、関節の変形から腫れ、痛みだけ等がある。一概に固定症状ではないので、お客様に聞き持って施術を進めていくのがベスト。
いろいろ、複合的な場合もあるので、いろんな原因を視野に入れて施術に臨んで下さい。
見極め方法や症状、対策等について追って更新します。とりあえずのザックリ内容ですみません(汗)
さあ、正しい知識と技術をもって、さらに上達して指名客・顧客を増やしましょう!
お客様もセラピスト自身も安全・安心・リラックスできる雰囲気作りを目指しましょう!