正しいダイエットの指導について
ダイエットの仕方と言えば、まず最初に思いつくことはなんでしょう?
食事制限や運動をしなくてはいけないと考えるのが一般的ではないでしょうか。
それは正解です。実際のところ食事制限や運動が必要ですし、それをなくして痩せることがあれば一度、病院で受診されることをおススメします。
ダイエット指導において、上記のような話をした段階で、「あー、やっぱり大変そうだ!やめておこう・・。」という人も、ちらほら出てくるでしょう。しかし、ここからが大切です。しっかり説明してモチベーションアップしてあげましょう。「忙しくてできない!」なんて言い訳が通用しないダイエット方法◎
姿勢でカエル、カワル。若ガエル。~みらいへの特別な20日間~
■食べ物への意識改革
食事をするにあたって食べてはいけない物なんてありません。減量するにあたって食事を抜いたりするのではなく、ちょっとした工夫次第で、美味しく健康的に体重、体脂肪を落とすことができます。「ダイエット」は決して体重を落とすことだけではなく今の自分自身の食生活を正常化するという意味です。
では工夫の仕方として、いつもの食事を少し違うものにするだけの置き換えダイエットでみていきましょう。
<量を減らすのではなく部位を換える>
鶏肉もも(皮付き)⇒鶏肉もも(皮なし)または、ささみに。
<選び方を変える>
パンが食べたい!(一般的にご飯よりもパンの方が脂肪分が高い)⇒比較的、脂肪分の低いフランスパンや玄米パンにする。
<うす味にする>
濃い味の料理は主食(ご飯やパン)をつい食べ過ぎてしまう!うす味にすることでそれを自然と制限できる。
<香辛料の利用>
上記の続きにもなりますが、うす味にすると物足りないという人は香辛料を使用してもOK。香辛料ならそんなにカロリーや脂肪分が高くなく、また体にも別のプラス効果をもたらすものもあります。例えば、七味唐辛子の赤唐辛子にはカプサイシンといわれる物質が含まれ、新陳代謝を高め血行を良くする働きがあります。これは、しょうがにも同じ働きがあるようです。これらを食べて出る汗は体内で体を温めるために使われるエネルギーによって起こるものであり、多少は痩せる効果に期待できるようです。
但し、香辛料のかけ過ぎ、食べ過ぎには注意しましょう!刺激が強すぎて胃や腎臓を悪くする恐れもあります。
<調味料・材料の工夫>
・牛乳や生クリーム⇒代わりに低脂肪乳や脱脂粉乳(スキムミルク)[例:グラタン]
・マヨネーズ⇒半量を代わりにワインビネガーや他の食酢に [例:ごぼうのサラダ]
・バター(動物性)⇒代わりにマーガリン(植物性)に [例:オムライス]
・牛肉⇒代わりに厚揚げに [例:野菜カレー]
・鶏ミンチ⇒半量を代わりに高野豆腐に [例:豆腐ハンバーグ]
<調理法の工夫>
テフロン加工のフライパンで調理すると油の量を減らすことができる。
■運動を心がける
毎日、1万歩以上の歩行を実践してみる。1万歩は時間で考えると、一般的な速度での平均として1時間20~30分程度のようです。約30分間の歩行で100kcal消費できるといった実験結果があります。なので仮に1時間30分歩けば、約300kcal消費できることになります。
■姿勢を見直す
ダイエットする上で、体の姿勢は根本的にとても重要です。姿勢が乱れると、それだけで代謝が悪くなり、せっかくのダイエット努力も無駄になってしまう可能性があります。ちなみに姿勢の見直しはダイエットだけではなく、その他多くの嬉しいメリットがありますので、知ってる価値大ですよ!
正しい姿勢のとり方は下記の図を参考に、現在の姿勢と比較し見直しましょう。最初は難しいことですが慣れていくうちに楽にできるようになるものです。
では今回は、歩行時の動作についても簡単に触れておきます。歩行(ウォーキング)の際は意識すると良いでしょう。
・しっかり腕を振る(肘をしっかり後ろへ引く意識)
・腕の振りと同時に体を自然と捻る
・足をしっかり挙げる(足の親指で地面を蹴り、かかとから着地する)
姿勢でカエル、カワル。若ガエル。~みらいへの特別な20日間~
いかがでしたか?確かに簡単なことではありませんが、食事のちょっとした工夫・ちょっとした運動・日常の姿勢で正しくダイエットすることが見込めます。さあ、明日から少しずつでもチャレンジしてみて、今よりもっと元気で健康的な未来を築きましょう!
我々、施術を業とする者は指名客や固定客を常に増やし維持していかなければなりません。そのために、もみほぐしやリラクゼーションマッサージ施術の腕を上げ上手くなることも大切ですが、いろんな知識を持って的確なアドバイスすることも時には必要なのではないでしょうか。
「技術・知識・愛嬌」で、競合に負けないよう一緒に頑張っていきましょう!
<引用文献(姿勢図のみ)>
☆姿勢関連の指導やセルフケア実用書